どうもお久しぶりです、ナナシスにハマっちゃいました。
楽曲評価が高いのは知ってましたけどマジで歌詞のセンスがヤバすぎます
ということで今回はナナシスの歌詞の話です、歌詞がやべぇと思った曲を何曲か紹介するのであわよくば買ってください
ではさっそく1曲目
3姉妹ユニット、「サンボンリボン」から「14歳のサマーソーダ」です。
曲名から既に名曲の予感しかしないだろと思ったオタク、僕と握手ね
で、歌詞なんですがサビの
解き放ってよ 空き缶の表面
伝う夏雫が映してたヘブン
忘れないよ 夕立ちが痛かった」
はい天才、ノーベル文学賞受賞
情景描写が上手すぎるうえに空き缶に伝う水滴を「夏雫が映してたヘブン」って形容できますか?僕は無理です。というか表現の語彙力がすごい、水の表現だけで「雨」「夕立ち」に「夏雫」、さらに雨に関連して「蝉時雨」まで入れてくるの好きすぎる
サビ以外にも
「君に言えなかった言葉は
まだ消えないで夏が来るたび
泡のようにフッと湧いてくるよ」
って歌詞も良くて、言えなかった言葉をふと思い出す瞬間のことを「泡のようにフッと湧いてくるよ」って例えることでタイトル回収するセンスの塊っぷり、負けました。
あとこの曲の曲目もすごく好きで、「14歳の」って言うのがとても良いですよね。前述したように三姉妹のユニットなんですが、年齢が19歳、14歳、10歳なのでちょうど過去現在未来になるのもなかなかにポイント高いです
追記
聴きながら「フッと湧いてくるよ」って歌詞やっぱいいなと思ってたんですが、2番になると炭酸が連想される歌詞が一切ないしもしかしてこれは炭酸が抜けていく様子で時間経過表してるのでは???と気づいてしまい二度死にました
「いつの間にかもう消えてたんだ」で時間経過を炭酸の泡がなくなったことで表現して
「抜けるような青空」も澄んだ空の表現と炭酸が抜ける、のダブルミーニングとかだったらガチで歌詞書いた人天才すぎますね
これ書いてるうちにマジで14歳のサマーソーダのことを好きになりすぎました
では2曲目
「HEAVEN'S RAVE」/「AXiS」
全人類が爆踊りしてしまう最凶曲、ガチで音が好きすぎるんですがすげぇ好きな歌詞がありまして
「つまらない偶像崇拝はもうやめにしない?」
アイドル(偶像)を扱うコンテンツにおいてこんな歌詞が書けるのはAXiSだけでしょ、本質を覆しかねないレベルの直球かつ敵意の籠った歌詞たまんねぇ
いわゆるアイドルものの作品の曲ってどれだけ敵対関係にあろうがライバル止まりなのが大半だと思うんですが、明確に敵だからこそここまで殺意マシマシな歌詞かけるんでしょうね
この曲に関してはゲーム内のエピソード4を読むとさらに分かると思います
さて3曲目
「Behind Moon」/「Le☆S☆Ca」
このLe☆S☆Caというユニット、甘酸っぱい青春ユニットみたいなコンセプトなんですが…
「静かな夢の世界なら
壊れそうなほどに抱いてくれるの?
あなたのいない世界では
なにもかもが枯れてしまうの
踊り疲れて眠るまで
離さないでいたあなたの腕の中で
息を止めたい」
…は?好き、甘酸っぱいって何?だいぶつらいぞこれ、でもそこが好き
というかあなたの腕の中で、から続く歌詞で息を止めたいになる曲なかなかないですよね
またこれも曲名とリンクしてて
「どれくらいの光なら
あなたの心が見えますか?」
という歌詞があるんですが「Behind Moon」の名の通り、どれだけ見ようとしても見ることができない月の裏側をあなたの心と例えてるの最高ですね、クソ好き
ではでは4曲目
「オ・モ・イ アプローチ」/「NI+CORA」
「他の誰かのドレスを踏まないで」
この歌詞、解説をブログにまとめてる方が既にいらっしゃったので知ってる人もいるかと思いますが、スコットランドにおける挑発行為の一種として裾をわざと垂らしながら歩いて踏んできた人と決闘をする→あなたへのアプローチとしてドレスの裾を垂らしてるんだから他の誰かのドレスを踏まないでになるってもうどうやったらその歌詞思いつくのかマジでわかりません、天才
というかこの部分の歌詞に愛とか恋とかその類の恋愛表現がないにもかかわらず、ラブソングなんだって分かるのはほんとにすごいと思います。
「他の」にも「誰かの」にも「ドレスを」にも「踏まないで」にも一つ一つに恋愛表現なんて一切ないのに「他の誰かのドレスを踏まないで」となると前述した挑発行為からきてることを理解すれば、あぁこれはラブソングなんだって解釈できるんですよね。いやこれは本当にすごすぎる。
踏んだ人と決闘するっていう件も「戦闘開始の合図なら私だけに既に聞こえてる」っていう歌詞にも現れてるあたりめちゃくちゃ計算され尽くした歌詞ですね
まだまだいきます、5曲目
「Snow in "I love you"」/「777☆SISTERS」
ナナシス、マジで季節を歌うのが上手いコンテンツな気がするんですがこれもまた歌詞が素敵なんですよ
「Tonight 想像してたの
Tシャツだったあの頃から
今日の日はずっと
待ち焦がれたプレゼント」
Tシャツだったあの頃からって歌詞センスの塊すぎません??夏からとか春からとかじゃなくてTシャツだったあの頃からって歌詞にすることでこの後の「下ろしたてのコートの肩に」っていう歌詞で服装の対比が現れてるの上手すぎるんですよね
14歳のサマーソーダもそうなんですけど曲の中で時間を進めるのも上手いんですよね、季節だと明確にそれが見える曲が多くて超好きです。
無限に語りたいんですが最後に、6曲目
「SAKURA」/「WITCH NUMBER 4」
この曲は何から何まで天才なのでとりあえず試聴してください
で、歌詞なんですが
「そして終わってしまったの
夢見草舞う夜
とても小さく儚いエンディング」
歌い出しの歌詞としてはかなり珍しいですよね、一つの物語が終わった後から始まる歌ではあるんですけど終わりを最初に宣告する歌はレアな気がしますね。
あとこの曲の感情の表現がすごい人間っぽくて好きなんですよね、A〜Bメロまでは何があったかっていう情景描写に徹して、Bメロの最後に「あの娘だったとしても」、サビの終わりで「ナキタクナッテ」で少し感情が出るのめちゃくちゃ人間っぽくて好きです。最高
あとCメロの
「あの並木道
今年も色づきはじめる
花咲く刻さえ選べずに」
っていう歌詞、桜関係の曲にしてはかなり珍しい視点で書いてるような気がして好きなんですよね
花咲く刻を選べないっていう桜視点でマイナスの歌詞書ける視点が素敵です
というかこの曲歌詞だけじゃなくて音も歌声もめちゃくちゃ良いのでぜひ聴いてください、買え
まだまだ無限に推せる曲あるんですがこのままいくと文字数がえらいことになるのでこのへんで、あなたは何曲買いましたか?全部?偉い
マジでいい曲しかないので本格的に沼な匂いしかしません、次のナナシス現場は狙いたいと思います
それでは、このへんで
P.S
最推し曲です、聴いてね
あと気になったらストーリーもぜひ…今なら全部解禁条件とかなく読めるので…
個人的に好きだったエピソードはEP0.7全編、EP KARAKURIのウイニングデイ、EP3.0の誰かの光です
PSが長くなってしまった()
ではでは